老化の総合的改善
今まで美容的な治療は受けたことがないか、全体的な効果を求めている方にお勧めする方法が2つあります。
高周波とフォトセラピー同日照射
高周波とエレクトロポレーションによるアドバンスドスキンケア
以下に詳細を述べます。
老けている顔とは、どんなものでしょうか。
シミやしわ、たるみ、そのどれもが老化を示す因子ですし、多くの場合その全てが重なっていることでしょう。
たった一つのものを改善するだけでは不十分であり、皮膚からその深層に至るまでの全体の変化を総合して改善しなければならないものです。現在、老化の総合治療として、皮膚表面の変化と、脂肪や筋肉などの内部の変化、この2つを同時に変化させることが最良です。
これらを一つの治療機器で解決するということは不可能です。そのために各種治療器が開発され、それぞれに特徴を持っています。個々の状態に応じて、一つ一つ機械を使用、改善していくのがもっとも良い結果となるでしょう。
本格的に治療をしたいという場合や、目的がはっきりしている場合は、一つ一つの治療を症状に応じて選択していくことをお勧めします。
皮膚ということでは、各種ピーリング、スキンケア、エレクトロポレーションに始まり、光治療機器(ICONなど)などによる治療があります。
一方皮下の脂肪や筋肉組織となると、高周波治療器やHIFU(高密度焦点式超音波)が有効です。高周波は、サーマクールとテノールです。サーマクールは皮膚から皮下を引き締めていき、加齢によるたるみを予防する効果があります。テノールは皮下の状態を改善し、脂肪の質の変化を生じさせます。HIFUはウルセラやウルトラセルZiが代表的なものです。強い熱作用で皮下や筋膜などを引き締めていきます。
細かいことを言い出すと、それぞれの機器の差というものがありますので、これに関しては診察の上、最適なものを呈示させていただくことになります。
さて、最近多いご相談が、あまりに多数の機器があるので、どれを使用して良いか分からない、でも改善したい、というものです。
この場合、一つ一つの機器を選択していって最良の結果を得るのも良いのですが、漠然としているほど、結果に対しての評価が難しいものです。
そこで、表面的な改善と内部からの改善、両者の代表的かつリスクの少ない方法を組み合わせて一度に実施してしまう方法も考えて良いのではないでしょうか。
シミ、くすみ、毛穴、肌の張り、キメ、たるみなど総合的にある程度改善する方法として、高周波とフォトセラピー同日照射、つまりICONとテノールを組み合わせる手法があります(1回40000+消費税)。韓国ではこの光と高周波の両者を組み合わせる手技が広く行われていて、まずはこれを最初に実施し、後は満足度を見て、希望によりさらに治療を追加しています。ある程度納得できれば、メンテナンスとして年に3〜4回実施する、それも一つの考え方です。特にテノールは老化予防措置としては当院の機械の中で最も有効と言えますから、一連の治療終了後にテノールを定期的に行うだけでも良いでしょう。
治療後(ICON)はシミの部分などがやや濃く浮き上がる期間が4〜5日ほどある程度で、お仕事を休むことなく、安心して治療をお受けになれると思います。
3回程度の治療を目安としていただきますが、満足したらそこで終了しても構いません。
またエイジングケアのベースとして、肌の保湿力を高めたり、美白効果を出すために各種薬剤を肌に導入するエレクトロポレーション(メソアクティス・アクシダーム)と、たるみや肌の質感を改善する高周波テノールを組み合わせる方法もあります。これは痛み・腫れがない、かつ安全な治療の組み合わせであり、今まで医療としての美容は苦手だという人でも安心して受けられます。全体として肌の調子が良くなり、老化の予防に最大の効果を得ることができます。当院で1年以上継続した方の殆どが老化の予防になった、肌の調子が良くなったと評価をしていただいております。エステに近い感覚で治療をお受けいただけます。
通常、アクシダームを2週毎に8回(1回10000円+消費税)、テノールを1ヶ月毎に4回実施(1回29000円+消費税)し、以後は月に1回アクシダームと、2〜3ヶ月に1回テノールを継続してお受けいただき、老化のマネージメントをします。継続して治療をして、老化を予防するという本来のアンチエイジングケアを基礎から行う方法です。
もちろん各種治療方法をきちんと選択し、目的とする結果を得る方が一つ一つの症状で見ると改善度は大きくなりますが、比較的コストパフォーマンスが高く、かつ全体的な改善を得る手段として、美容的な治療は初めての方や、総合的改善を得たい方などにはお勧めです。