ワキの汗にボトックス
ワキの汗(多汗症)に対して、当院では注射による治療を行っています。手術と違い永久的な効果ではありませんが、ボトックスというコリン(アセチルコリン)作動性神経を数ヶ月麻痺させる、つまり汗の分泌を司る神経に作用して働きを弱める物質を注射し、汗の量を減らします。腕が動かなくなったり感覚がなくなることはありません。
但し、いわゆるワキガの臭いに対しては効果が薄く、あくまで汗の量とお考え下さい。間接的にワキの環境を改善し、臭い自体を和らげることがあるとされていますが、劇的なのは汗の量のみとなります。
注射は診察当日でも可能で、希望により麻酔の塗り薬を塗布した後、注射をします。効果発現には数日かかります。
持続期間は4〜6ヶ月、つまり夏の1シーズンとなります。
治療費は1回(両脇で)70000円+消費税となります。