ワキガ治療
ワキガ治療を再開する計画はあります。但し、レーザーを使用したものであり、厳密には手術ではありません。麻酔の後、皮膚を切開せず、針を刺して、針の中にごく細いレーザーファイバーを通し、アポクリン腺をめがけてダイレクトにレーザーを照射、物理的に焼き切る方法です。従来の方法のように皮膚側からレーザーを照射するごく軽い治療法ではなく、皮膚の中からレーザーでアポクリン腺を直接破壊する方法です。韓国の大学病院施設において、1〜2回の治療にて手術の8割程度の効果を出せるという研究がなされています。非常に画期的で、患者様にとっては、従来の切らない方法よりもかなり効果が強く、また手術と比較して傷跡を残さず、かつ術後固定が軽度で済む、等様々なメリットがあります。
傷をつけるのは、献血に使うやや太い針で皮膚に穴を開ける部分のみとなりますので、針痕が僅かに残るとお考え下さい。
しかしながら、その結果はまだまだ不安定であり、当院での導入には時間がかかりそうです。
保険治療中断のお詫び
当院では、ワキガの保険治療を中断いたしました。大変申し訳ありません。既に診察及び手術の予約を取られた方(片脇のみ手術が終了した方も含む)に関しては、今まで通り診療いたしますので、ご安心下さい。また、巻き爪などの保険診療は継続します。保険診療そのものを中止したのではなく、ワキガの保険診療を中止するものです。
理由は、ワキガを保険診療できるという気軽さからか、診察予約を取っても無断で来院されない、もしくは当日直前にキャンセルをする人があまりに多く、手術までも当日キャンセル(無断で来院されない人も含め)が多くなり、他の患者様の予約への影響が大きくなったことが第一です。手術は1〜2時間を要しますし、その間の診察予約は全てストップした上で行っておりました。そのために、無断キャンセルされると、非常に大きな痛手でしたが、当院はキャンセル料などを頂いておらず、患者様の良心に委ねて参りました。しかし、現状では経営的にも継続することができなくなりました。キャンセルが多くなければ、治療自体は収益ベースを考えずに続けていこうと考えておりましたゆえ、大変残念ですが、ご了承下さい。
当院は年間150例前後のワキガ手術を行ってまいりましたので、皆様への影響もあろうかと思いますが、どうかご理解下さい。
診察予約を取られた、もしくは手術予約を取られた人への治療説明